イールドの技法とは
イールドの技法は、まず身体が「ここは安全だ」と感じられる場を整えることから始まります。その安心の中で、身体が足場にゆだねると、自然に呼吸やリズムが落ち着き、全体にまとまりが生まれてきます。そこから身体は自分で調整し、バランスを取り戻そうとします。その結果、動きやすく、しかも安定した姿勢や全身の調和が自然に現れてきます。
このような変化は、身体の内側の働きだけでなく、施術者や場の質との関わりによってもゆっくりと育まれます。特に、施術者がニュートラルに、ただ感じ取る状態にあるとき、身体は外から操作されるのではなく、自分にとって本当に必要なプロセスを主体的に進めていくことができます。イールドは、そのようにして生まれる「自ら整っていく力」を支える方法なのです。
イールダーとは,Yieldの技法を提供するプラクティショナーのことです。イールダーは,間合いと極めてマイルドなタッチを使って,受け手となるクライアントの身体から変化を引き出します。プラクティショナーの頭の中にある理想や思い込み,技法の教義に合うような変化を強要することなく,内側からの変化が立ち上がってくるまで待つことに十分時間を取ります。






存在:プレゼンスについての探求
大して触れてもいないのに,或いは遠隔でも身体が反応し,変化することに興味を持って,それが何なのか学びたいと思う方,様々な技法を学んで,結局は技術ではなく,施術者側の知覚やプレゼンスが大切だと気がついた方,様々な分野の方がYieldの技法を学びにきます。基礎の9日間で本質を学ぶところからいかがですか?
