イールドとは? ①

ケガをすると痛みを感じ血が出てきますが、しばらくすると自然に血は止まり、かさぶたができます。やがてかさぶたが剥がれるとその下から新しい皮膚が出てくるでしょう。そんな風に、身体には回復したり自己再構成に向かっていく力や方向性が備わっています。

この回復したり再構成に向かったりする力は、身体システムが安全・安心な場にいると認識することで高まります。危険な場所では、身体は持っている力を、戦ったり逃げ出したり危機を回避することに優先的に割り振るからです。

yieldのセッションでは間合いと身体的な共鳴を使って受け手の方の身体システムが安全・安心を認識する場を提供します。

セッションの場が安全で安心であると認識した身体は、その場にyield(ゆだねる動き)していきます。「身をゆだねる」行為によって身体は更に安全・安心な感覚を感じ、深まった安全・安心な感覚はさらにyieldの動きを高める…。

そのようにして開かれた身体システムは自らその時に必要な変化を進めます。それは、回復や再構成だけではなく、ときには深い変容であることもあります。

身体はいつでもそのような変化の機会を待っているのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次