知覚と姿勢

yieldのセッションで前後写真を撮ると多くの場合、構造的な変化(姿勢の変化)が見られます。

セッションの中で過剰な緊張がリリースされたり、逆に必要な場所にテンションが出てきたりして全体の構造変化が起こるということもありますが、私はそれ以外にも知覚のパターンの変化が関わっているのではないかと考えています。

動きの中で起こる動的な意味での姿勢というのは、フィジカルな意味での身体の緊張のバランスだけではなく、身体を空間の中でどこに定位するかを基礎とした、知覚や動きのパターンと大きく関係していると思います。

yieldのセッションでは空間認識や身体感覚の変化が起こることが多くあります。身体の周囲の空間でそれまで感じにくかった場所(背後、側面、頭上、地面など)が感じやすくなったり、フォーカスが合う空間の広がりが変化したり、視野がクリアになったり、色がビビッドに感じられたり、音の響きが変化したり、感じにくかった身体の存在感を感じやすくなったり…様々です。

この知覚の変化は身体の位置覚にも影響を及ぼし、動作や姿勢にも変化を与えているように思います。

セッション終了の時点だけではなく、そこから更に姿勢の変化が続くことが多いこと、また回数を重ねていくと戻りにくくなっていくのは構造と知覚、両方の変化が起こるからかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次