Yielding Embodiment®ワークショップ Part 2(2020年10月8〜10日)参加レポート 

外的刺激からの解放効果? 参加された方からレポートが届いたのでご紹介します。

今回、私はイールドの基礎トレーニングのPart 2を受講しました。  

イールドの施術をする上で重要なポイントは、ワークの最中に施術者自身が(施術者としてのプロ意識は保ちつつ、という大前提のもとではありますが)「自然体で過ごし、自分の身体の楽な感覚を追求する」ことにあると私は理解しているのですが、WSの間はこの「自然体で過ごし、自分の身体の楽な感覚を追求すること」がうまく出来ても、ひとたびWSが終わって宿に戻ったり帰りの電車に乗ったりすると大した用事もないのにいつもの手癖でスマホを延々と弄ってしまったりして「せっかくWSで自分の身体の感覚を細やかに感じ取る訓練をしてきたのに、わざわざそのあとに自分からスマホの強い刺激を浴びにいってしまうなんて勿体無いな」と密かに自己嫌悪に陥っていました。その反省を活かし、今回は、WSで身につけた「自然体で過ごし、自分の身体の楽な感覚を追求する」姿勢をWS終了後の日常生活の中でもなるべく取り続けるように心がけてみたところ、2時間ほどある帰りの電車内でスマホを殆ど弄らずに、しかも退屈せず快適に、過ごすことに成功し、今日でWS終了から3日ほど経ちますが、今のところスマホにいつもほど依存せずに生活できています。

実はスマホ依存はこれまで自分にとって長年の懸案事項だったのですが、今まで何度も意志の力で「スマホを触らないようにしよう」と念じても長くは続きませんでした。自分にとってスマホを触るのは、おそらくは退屈や疲労からくる身体的不快感を紛らわすための方略だったのではないかと思います。しかし「自然体で過ごし、自分の身体の楽な感覚を追求すること」を日常生活の中でも試みはじめると退屈している暇がなくなるし疲労もしづらくなるので、退屈感や疲労感を紛らわすためにスマホを触る必要もなくなる(のかもしれない、まだ3日しか経っていないので断言はできませんが…)、つまり意志力によってスマホ依存を克服する必要すらなくなる(のかもしれない)、ということがわかりました。世間一般では、◯◯依存の克服というのは「頑張って意志の力で◯◯の誘惑を断ち切る(断ち切らせる)!」というようなイメージが強いかと思われますが、こうした「努力や根性で依存を克服する」という方向性とは真逆の「自分の身体がどうすればもっと(本当の意味で)楽になるかを追求する」というイールド的なやり方で、スマホに限らず外的な強い刺激への依存を無理なく減らして行くことができるかもしれない、と今回の経験を受けて考えています。

そのようなわけで、今後ともスマホなどの強い外的刺激に依存せずとも楽しく自己充足しつつ楽に生きていけるように、イールドWSで得た学びを日常生活の中で実践してゆければと思います。来月のPart 3も今からとても楽しみです。引き続きどうぞよろしくお願いします。

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